SEとしてとある会社に所属して数か月。
社長が変わり、大きな変革の一部として服装がスーツ指定(オフィスカジュアル可)から私服OKになった。
- Tシャツ
- ジーンズ
- スニーカー
でも構わないが、『清潔感』のある装いをしろとのこと。
楽になったのか楽じゃなくなったのか
スーツ指定から私服でもよくなったけど、実際のところ楽になるのかどうなのか。
というのも金曜日に全社に通達が来て、実施されるのが来週の月曜日からだから、とりあえず月曜日は周りの様子見でスーツで行くつもりだ。
結局今後もスーツで出勤が多くなるかもしれない。
毎日私服を選ぶのがめんどくさい
私服OKとは言っても会社なので、まさかすね毛丸出しの半ズボンにサンダル、タンクトップは無理だろう。
近所のコンビニに行くわけではないのだから。
となってくると長ズボン、スニーカーは必須、夏はTシャツ、襟付きシャツ、ポロシャツが無難か。
けどよく考えると私が持ってる私服ってそんなにバリエーション持ってないということに気付く。
- スニーカー2足
- ジーンズ(ズボン)4着
- Tシャツ7着
これが私の夏のタンスの中の内訳だ。(ファッションにそんなに興味がない男の人はこんなもんでしょ?)
さらに私服というのは自分の中でお気に入り度があり、毎週土日の休みの時は大体同じ服それが最善の格好だと思っているのだ。
しかし週1、2回の外出ならいいけど毎日の仕事となると、プライベートの時より逆にもっと気を遣わなくてはいけなくなる。
つねに最善を求める必要がある。
もはや服装自由化というのは服装束縛化と捉えても相違ないのではないだろうか。
この前と同じ服着てる・・・って絶対思われる。
これからも勤め続ける会社で毎週5日出勤、月20日出勤ということは毎月20日も自分の私服を着ていかなければならない。
ファッションが好きで、毎月買い足していくようなおしゃれな人はもしかして会社でもおしゃれが出来て良いのかも。
しかしそうはいっても毎日違った服を着ていくのは少し厳しい気がする。
むしろ服が好きな人は、人とは少し違った服を好みがちなので、逆に服の印象が強くついてしまい、「あ、あの人この前と同じ服着てる」ということになりかねない。
というか、なるだろうきっと。
服を買い足すかどうか
ではファッションにそこまで興味のない私は最善の服を買い足すかというと、それも億劫。
なぜ仕事の為に身銭と気を使って私服を買い足さなくてはいけないのか。
しかも服を買い足すということは選択肢が増えるということで、1分1秒を争う朝の支度がさらに忙しくなる。
だがその点スーツだと、だいたい決まったようなデザイン、色合いなので、毎日同じのを着ていても気にならないし、シャツも無難に白色を着て、たまにストライプを着たりすれば人並な格好になる。
うーん、やはり良いことなさそうだぞ服装自由化。
服装手当が出ればいいのに
とはいっても正直な話お洒落に興味がない。というわけではない。
単純にめんどくさい。お金もかかるし。
毎月服を買ってたら結構いい金額になってしまうではないか。
原宿とかにあるおしゃれ最前線の美容室のスタッフとかは毎月服を買う手当が出るんだとか。そういう意味じゃ美容師は毎日私服だからえらいよなぁ。
そういう手当が出るならば買わなきゃいけない、まともな私服を着なきゃいけないという心理になって買うかも・・しれない。
とか思ったら今って服のレンタルとかもあるのか。びっくり。
そこで導かれる結論はスティーブジョブズ・・・かもしれない
ご存知の方も多いだろうが、今あなたが使っているiphoneの生みの親、アップルの創業者のスティーブジョブズは、毎年の製品発表会の時に着る服装を統一していたのだ。
さらにアメリカのオバマ元大統領、facebookのマークザッカーバーグも同じような服を着ている。
なぜか。
マークザッカーバーグは言う、「毎日の小さな決断によって、大きな決断の正確性が落ちてしまう」なるほど。
では、私もスティーブジョブスやマークザッカーバーグではないけれど最高の経営者をまねて、決断の数を減らし、ここぞという時の決断力を上げ、仕事に精を出すか。
いやちょっと待ってそれは早計だ。
そこら辺にいるような普通の人がジョブズのように毎日同じような服を着ていたら周りはどう思うだろうか。
いつも同じTシャツ、いつも同じジーンズ、いつも同じ靴・・・・
やっぱり私はスーツを選ぶ。
さてそろそろ定時だから帰る用意しよう。