このページにたどり着いた人の9割は
- 『求人サイトで見かけたサングローブ株式会社ってどんな会社なんだろう?』
- 『サングローブの口コミを知りたい』
という人ではないでしょうか。
ちなみにサングローブという会社は様々な職種の仕事があります。
- 営業(商談、テレアポ)
- デザイナー
- アートディレクター
- SEOディレクター
- WEBライター
- フォトグラファー
- 動画クリエイター
詳しくはサングローブ公式ホームページから。
上記の職種のうち私が働いていたのは営業職です。
営業職でも2種類に分かれています。
- 実際に客先に出向いて直接対面で商談する営業
- 商談する前段階のアポを取る電話営業(インサイドセールス)
私は電話営業(インサイドセールス)で働いていました。
ちなみに、この電話営業のことをサングローブでは『テレアポ』ではなく『インサイドセールス』と呼びます。
本記事では主に
- サングローブの社内の雰囲気
- 仕事内容
- 年収や賞与
- サングローブの営業、特にインサイドセールスについて
これらの内容を『求人募集ページ』や『ネットの口コミ』を交えて詳しく記述していきます。(サングローブとの誓約により記述できない機密事項については省略します。)
また、営業、インサイドセールス以外のその他の職種について知りたい方はあまり参考にならないかもしれません。(営業とその他の職種ではかかわりが一切ないため)
*タイトルにもある通り、入社して1年以内で退職した私の主観で書かれた記事です。
あくまでも中立な感想を記述する意向ですが、『退職した私が書いた記事』ということを念頭にお読みください。
サングローブは入社するべきなのか、どういう人が向いている仕事内容なのか
いきなり結論から入るようですが、もし友人から『サングローブに入社しようと思うんだけど・・・どう思う?」と聞かれたら、私はこう答えます。
「バリバリ働く意欲、向上心もあって、”何が何でも”稼いで、いい役職に就きたい。週休1日を覚悟し、有休も必要なくて、終業後も帰りの電車や自宅で勉強する心構えがあるならいいんじゃない?」
「ネットの求人募集を見て、「なんとなく良さそうな明るい働きやすい、意識高そうなおしゃれな職場で、そこそこ頑張れば給与にも反映されるのかな?」なんて甘いことを考えているならやめたほうがいいかな。」
これはネットの口コミにもしばしば書かれていますが、
- 『営業は成果至上主義、売り上げがいい人が正義』
- 『営業は成績によっては休日返上でアポを取らなくてはいけない空気になる』
これはおおむね正しいと思います。
営業職については詳しく後述しますが、場合によっては休日返上(サービス出勤)で仕事をすることもしょうがないと思える人ならばサングローブでもやっていけるでしょう。
もちろん、成績がいい人はしっかり評価され、役職が上がり給与も増えていくことはいいところだと思います。
ただし役職が上がる明確な基準はありません。
サングローブは何の会社なのか?営業などの仕事内容は?
以下は求人情報サイトdodaの抜粋です。
(当社はWebサイト・ECサイト・採用活動のサポートなどの事業を展開し、
広告・Web制作・デジタルマーケティング施策などを一社完結で提供しています。)
主にサロン、クリニック、リフォーム関連業など、個人事業主・中小企業・各種店舗などの
顧客に対するインサイドセールス業務をお任せします。
私は初めてサングローブの求人でこの会社紹介を読んだとき、なんの会社で、なにをするのかよくわかりませんでした。
簡単に言うと、営業の仕事は『主に個人事業主に向けて、サングローブでホームページを作りませんか?と勧誘する仕事』です。
先述したように、テレアポ部隊(インサイドセールス)と商談部隊は分かれていますが、商談部隊も初めはテレアポをしなくてはいけません。
そして営業がとってきたホームページ作成案件を、社内のWEB制作グループが作成し、納品するというのがざっくりした流れです。
まとめます。
- インサイドセールスと呼ばれるテレアポ部隊が主に個人事業主にむけて荷電をし、対面(もしくはオンライン)商談の設定をします。
- インサイドセールスが取得したアポに営業が商談に伺います。
- 商談成立(受注)となれば社内でホームページ作成開始
それぞれ詳しく説明します。
1.インサイドセールスと呼ばれるテレアポ部隊が主に個人事業主にむけて荷電をします。
ちなみに荷電先の個人事業主リストがあり、入社したての時は電話番号が乗ったリストを用意してくれます。
しかし、入社2か月目となると荷電先リストを自分で作らなくてはいけなくなります。
(厳密にいうと自分で作らなくても用意してくれますが、リストの質が悪かったり、もしアポが取れないと、『自分でリストを作ってこないからだ』という空気になります。)
この荷電先リストを作るのは基本的に勤務時間外です。
リストを作るといっても、例えばグーグルで『新宿区 美容院』などと検索して出てきたホームページを見てひたすら電話番号をメモしていくだけ。それを勤務時間後(会社でも家でも可)に行い、翌日の勤務時間中に荷電するという流れです。
もっと細かい検索の仕方があるのですが、これは定時後にサービス残業で教えてくれます。
このアポイントを取る仕事はインサイドセールスだけの仕事ではなく、営業もアポイントから始めます。
ここでアポイントを取れるようにならないと、商談は行えず、社内でテレアポのみやることになります。
商談のためのアポは自分でとる。安定してとれるようになったらインサイドセールスがとったアポの商談をする。
2.インサイドセールスが取得したアポに営業が商談に伺います。
商談は客先に出向き、直接商談する場合と、コロナ渦を考慮してオンラインでの対面商談の場合があります。
ちなみに顧客はほぼ全国で、営業は出張で1週間~2週間地方に泊りで行くこともあります。
3.商談成立(受注)となれば社内でホームページ作成開始
インサイドセールスの人は電話でアポを取るだけなので、自分がアポを取った案件が商談成立になろうと、その後の顧客対応やホームページ制作には一切関わりません。
なのでよく言うとテレアポだけしてればいい。悪く言うとテレアポしかできないという状態になります。
サングローブの年収、賞与ボーナスについて
求人サイトを見ると
■営業経験者:月給35万円以上+毎月インセンティブ支給
■Webインサイドセールス営業経験者:月給52万円以上+毎月インセンティブ支給
■営業未経験者:月給20万円以上+毎月インセンティブ支給
となっていますが、営業経験者の私が面接時に提示された給与は、【営業経験未経験者】の20万円でした。
そこに毎月インセンティブが乗ってくるというところでしょうか。
営業、インサイドセールスのインセンティブはどのくらいつくのか
求人サイトを見てみると
<インセンティブ率の高さも当社の特長>
「20代で年収1000万円」「入社2カ月目で月収100万円超え」
「ひと月にインセンティブだけで200万円獲得」などモチベーションにつながる実例多数!
とありますが、これはほんの一握りです。
具体的な話は避けますが、そこそこの売り上げ成績を出した月でも「思ったよりインセンティブが付かないなぁ」と感じました。
しかし求人サイトに載っている通り、実際に年収1000万円もらっている人はいました。
社内の労働環境や離職について
営業(インサイドセールス)は、2か月以上成績が良くないとだんだん見放されていきます。
ある社員はアポイントがうまく取れなかったが、一生懸命努力をし、最初のころは努力が認められ声を掛けられていたのですが、最終的には見放されてやめていきました。
また、あまり成績が良くないある社員が風邪をひいてしまい、欠席の連絡が遅くなってしまっただけで、一方的に解雇通知された方もいました。
パワハラまがいのものは存在する
制約に反してしまうので具体的には避けますが、インサイドセールスは顧客との会話内容を上司によって評価されます。
その評価が悪いものは社内全員が閲覧可能なシステム上で非難されます。
時代錯誤な状況であるのはいうまでもありません。
こういった環境の中で努力を続けられ、強いメンタルを持ち、努力に見合った結果が付いてくる人は長く続けられるのではないでしょうか。
この記事を見たサングローブが弁護士を通して連絡してきた話
そもそもこの記事を書いたのは『サングローブのほんとのところを知りたい人が結構いるんじゃないか』という理由でした。
なぜかというと、サングローブほど求人をバンバン出している会社であれば私のような個人のブログで、会社の内情を書いている人がそこそこいるんじゃないのか?と思って検索しても全然ヒットしなかったからです。
正直な話企業が運営している口コミサイトは口コミを操作できてしまうから信用できないから、こういった個人のブログのほうが圧倒的に信頼できる。
そういった理由で何気なく描いたこの記事ですが、公開後数か月後に新宿と大阪を拠点に活動しているグラディアトル弁護士事務所の方から電話とメールにて連絡がありました。
『あなたの書いたこの記事を削除しないと訴訟を起こすよ』という内容でした。
なるほど。ネット上にサングローブの悪い口コミが存在しない理由がわかりました。
都合の悪い口コミは弁護士経由で削除させている
つまりこういうことだと思います。
最初に電話があり、記事削除しないと訴訟を起こすと伝えられましたが、電話でのやり取りは証拠が残らないのでメールに変更してもらいました。
そもそもなぜ私の連絡先がわかったのか
最初に連絡来た時からほんとにわからないのは、どうやってこのブログから私の電話番号がわかったのかということでした。
たぶん過去の記事をさかのぼり、地域ネタとかを書いている記事から住んでいるエリアを割り出し、そこに該当する元サングローブの職員を絞り込んでいったのでしょうか。
訴訟を起こすよと言われたその後
相手の言い分としては、『入社時にあなたがサインした誓約書には社内のことは一切他言してはならないと書かれていますので、記事を削除してください。』
ということでしたが、当時サインした誓約書の控えをしっかり保存していたので確認してみるとそんなことは一切かかれていませんでした。
そもそも、この記事に書かれている内容はすべてホントのことですし、先述した一方的に解雇通知を受けた話もしっかり記録が残っています。
それが嘘や誇張した話であれば削除やむなしでしたが。
とまぁ相変わらず求人をバンバン出しているということはそれなりに応募する人もいるのでしょう。
めちゃくちゃ気合のある人でしたら頑張ってみてもいいかもしれませんね。
と、一応フォロー。
転職は慎重に
ちなみにその後私はポジウィルという年収500万円以上専門の転職エージェントを使って無事転職しました。
転職エージェントだと、一般的な求人サイトには掲載してない良い案件も紹介してもらえるので、だいぶおすすめです。
ZOOMなどでの面談がめんどくさいですが、いい仕事を見つけるためには仕方ないですね。
変な話、一般的な転職サイトにしか求人広告を出していない会社というのは資金力もそうですし、人の入れ替わりが多いのかなという印象は受けます。
年中求人が出ている会社なんて結構ありますしね。